一人でゆっくりと京都をめぐる旅日記

旅行好きに聞く、効率のいい休日の楽しみ方は?さすが、趣味人は色々と知っている。
嵐山でじっくり一人を満喫ホリデー

一人でゆっくり寺社観光をしようと京都に行きました。四国からの旅行であったため、高速バスを利用して向かいました。京都内の移動は主に地下鉄利用と徒歩で、市バス等は混雑の可能性を考えて利用しませんでした。土地勘はあるのですが、京都の有名な寺社をゆっくりと回ったことがなかったため一度回って知識を補完してみようと思ったのが目的です。季節が秋だったこともあり紅葉も見られるといいな、何か出会いがあるといいなというのも頭の中に思い描いていました。

最初に嵐山にある鈴虫寺に向かうことにしました。一人で観光する人も珍しいと思いますが、住職の話も面白いと聞いていたため楽しみにしていました。秋の嵐山はとにかく人が多く、寺に到着しても長蛇の列ができており遊園地のアトラクションのようだったのが印象的です。本殿に到着すると茶菓子でおもてなしを受け、グループで住職からためになるお話をして頂き満足でした。その後は近くの蕎麦屋さんで1,000円ほどの定食を頂きました。

嵐山は食事の単価も高く、中でも最も安いお蕎麦の定食であまりお腹は膨れませんでしたが味は美味しかったです。その後ホテルに戻ってコンビニで買ったつまみとビールを飲んで一晩ゆっくりと過ごし、翌日に五条にある清水寺へ向かいました。清水寺に到着するまでもとにかく人が多く、道の先が見えないほどでした。広大な寺院を満喫できましたが、観光客が多すぎてゆっくり慕情を感じることができなかったのが残念です。

今回の旅行で特に楽しかったのは鈴虫寺での住職のお話でした。噂に違わないトーク力で、時間を忘れて引き込まれました。20分から30分ほどあったと思いますが、それも一瞬で終わった後は皆笑顔になっていたことが記憶に残っています。しかしながら周りはほとんどカップルで来ており、単体で来ている自分はかなり浮いた存在だなと思うと面白くなりました。また海外から来られている観光客の人が溢れており、日本人として是非楽しんでもらえればいいなと思い、すれ違う際には笑顔でいることを心がけていました。

秋ではあったものの少し残暑が残っており、汗ばみながらも充実した時間を過ごすことができたと思います。非日常的な和を感じる風景もしっかりと目に焼けることができ、写真もたくさん撮ることができて終始ワクワクしていたことを覚えています。またお土産屋さんも多く立ち並んでいますが、どこも綺麗な店内でウインドウショッピングしているだけでも十分楽しめました。家族に何かお土産をと一応探して結局お守りを買って帰りました。

とにかく観光客が多過ぎてゆっくり見たいところも、足を止めてはいけない雰囲気だったのが失敗だったと思います。次に行く時は観光シーズンではない時を狙いたいです。また一泊は費用を抑えるためにカプセルホテルを選択しましたが、外国からの宿泊客も多く日本のマナーをあまり知らない人が多いと感じました。カプセルルームでの通話などで一時的に騒がしくなることも多く、いびきが気になる人もいたのがストレスに感じました。ただいちいち怒るのももんく言うのも面倒ですし、横になったら疲れていたのかすぐ眠ってしまいました。

あとは一人で旅行するよりも、やはり誰かと旅行した方が楽しいのだろうなと思いました。寺社の感想等も自分で噛みしめるだけで、他の人とリアルタイムで分かち合えたら楽しいのだろうなと感じたのを覚えています。また出会いを求めていてもそうそう話しかけられることもなく、もっと自分から積極的にならないといけないなと感じました。一泊二日の旅行ではありましたが、心の洗濯にもなり学ぶことも多かったため大変満足しています。また行く機会があれば誰かを誘って行きたいと思います。